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2026年版 山口県における花粉症対策

山口県は地形的に、中国山地の影響や、黄砂の飛来など、特有の花粉症事情があります。


1. 2026年 山口県の花粉飛散傾向と予測

まずは敵を知ることから始めましょう。今年の傾向を把握することは、適切な対策の第一歩です。

飛散開始時期

山口県におけるスギ花粉の飛散開始は、例年2月上旬頃です。 しかし、1月の気温が高い場合、1月下旬から微量の飛散が始まることがあります。本日(1月13日)の時点で、まだ本格飛散ではありませんが、敏感な方はすでにムズムズを感じ始めているはずです。

今年の飛散量と特徴

  • スギ・ヒノキ: 昨夏の気象条件に基づくと、今年は平年並み〜やや多めの飛散が予測される地域が多いです。

  • 黄砂とのダブルパンチ: 山口県は地理的に大陸に近く、春先は黄砂の影響を強く受けます。花粉と黄砂(PM2.5含む)が同時に飛来すると、アレルギー症状が重症化しやすい傾向にあります。


2. 【医療編】今すぐ始める「初期療法」

花粉症治療で最も重要なのは「症状が出る前からの治療(初期療法)」です。

1月中旬の今、やるべきこと

「鼻水が出てから病院へ行けばいい」と思っていませんか? それでは遅いと言われています。 本格飛散の約2週間前から抗ヒスタミン薬の内服や点鼻薬を開始することで、ピーク時の症状を大幅に抑えることができます。

2026年の治療トレンド

現在、耳鼻咽喉科で提案できる治療の選択肢は広がっています。

治療法 特徴 対象者
第2世代抗ヒスタミン薬 眠気が少なく、効果が持続する飲み薬。 軽症〜中等症のすべての方
点鼻ステロイド薬 鼻の粘膜の炎症を直接抑える。即効性は低いが継続で効果大。 鼻詰まりが強い方
抗体医薬(ゾレア等) 重症者向けの注射治療。従来の薬が効かない場合に検討。 最重症の方(条件あり)
舌下免疫療法 アレルゲンを少量ずつ体に入れ体質改善を図る。※ 根治を目指す方

注意: 舌下免疫療法(シダキュア等)は、花粉飛散期には新規に開始できません。この治療に興味がある方は、花粉シーズンが終わる5月中旬以降にご相談ください。


3. 【生活編】山口県民のための実践的対策

薬だけでなく、日常生活で「花粉を浴びない・持ち込まない」工夫が不可欠です。

ドライブ時の注意点

山口県は車社会です。車内の対策は見落とされがちです。

  • 内気循環にする: 花粉シーズン中は、外気導入ではなく「内気循環」モードに設定してください。

  • エアコンフィルターの交換: 1年以上交換していない場合、フィルターが花粉で詰まっている可能性があります。

自宅での換気テクニック

コロナ禍以降、換気が習慣化していますが、花粉シーズンは工夫が必要です。

  • レースのカーテン: 窓を開ける際は、必ずレースのカーテンを閉めたままにしてください。これだけで侵入する花粉を約50%カットできると言われています。

  • 時間帯: 花粉の飛散が多い「昼前後」と「夕方」の換気は避け、深夜や早朝に行いましょう。

鼻洗浄(鼻うがい)の推奨

私たち専門医がおすすめするのが「鼻洗浄」です。 帰宅後、鼻の粘膜に付着した花粉や黄砂を物理的に洗い流します。生理食塩水を使えば痛みはありません。市販のキットも優秀ですので、ぜひ取り入れてみてください。


4. 最後に:我慢せずに受診を

「たかが花粉症」と侮ってはいけません。 集中力の低下、睡眠不足、そして口呼吸による喉の炎症など、QOL(生活の質)を著しく下げてしまいます。

特に山口県では、2月〜4月にかけてスギ・ヒノキに加え、黄砂の影響で呼吸器症状が悪化しやすい環境にあります。

「市販薬でなんとなく凌いでいるけれど、結局つらい」 そんな方は、ぜひ一度、お近くの耳鼻咽喉科を受診してください。あなたの症状やライフスタイル(車の運転をするか、外仕事か等)に合わせた、最適なオーダーメイドの治療計画を立てることができると思います。

本格的な春が来る前に、今のうちから準備を整え、2026年の春を快適に過ごしましょう。

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