山口市 ひまわり耳鼻咽喉科クリニック 083-932-8733

山口市の耳鼻咽喉科

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みみの病気

耳の病気

耳(みみ)とは

耳(みみ)とは、聴覚と平衡感覚を司る器官です。音を感知して脳に伝えるだけでなく、体のバランスを保つ役割も担っています。耳は外耳、中耳、内耳の3つの部分から構成されています。外耳、中耳、内耳のどの部分が障害されても、聞こえの悪化や耳の痛み、めまいや耳鳴りといった症状を起こすことがあります。

耳垢

耳垢は、外耳道にたまる皮脂腺や耳垢腺の分泌物、古くなった角化表皮細胞、ほこりなどが混ざったものです。
耳垢が過剰に溜まって耳垢栓塞(じこうせんそく)になると、聞こえにくさや耳鳴りなどの症状が現れることがあります。また、耳掃除をしすぎると、外耳炎になる可能性もあります。
耳掃除は、耳の入り口付近の見える部分を、綿棒などで軽く拭き取る程度で十分です。耳垢を無理に奥に押し込んだり、傷つけたりしないように注意しましょう。
耳垢が気になるときは、耳鼻咽喉科を受診することがおすすめです。

外耳炎

外耳炎とは、耳の穴から鼓膜までの外耳道に炎症が起きる病気です。外耳炎の原因は耳かきによる傷や、プールでの水などで外耳道に刺激が入ると細菌感染を起こし、炎症が起こります。症状としては、耳のかゆみ、痛み、耳だれ、耳閉感などが挙げられます。重症化すると難聴になることもあります。
耳の洗浄と消毒、抗生剤やステロイドの点耳薬、軟膏などで治療します。炎症が強い場合は、抗生剤の内服薬を処方することもあります。
耳かきは控えめに、イヤホンやヘッドホンの長時間使用を避けるなど、耳に刺激を与える行為を避けるようにしましょう。

中耳炎

中耳炎とは、鼓膜の内側にある中耳で炎症が起こる状態です。急性中耳炎、滲出性中耳炎、慢性中耳炎など種類があり、それぞれの原因や症状、治療法が異なります。主な症状は耳の痛み、発熱、耳垂れ、耳が詰まった感じ(耳閉感、難聴)などがあります。
治療法は中耳炎の種類や症状に応じて、抗生物質や鎮痛剤などの薬物療法、鼓膜切開術、鼓室形成術などが用いられます。

突発性難聴

突発性難聴は、原因不明の急激な感音難聴で、突然片耳(または両耳)が聞こえにくくなる病気です。難聴のほかにめまいや耳鳴りを伴うこともあります。原因は特定されていませんが、ストレスや過労、睡眠不足などが関連していると考えられています。
発症してから1週間以内、早めの受診であれば完治できる病気ですが、治療開始が遅れてしまうと症状がそのまま残ってしまう確率が高いです。
症状が出たらすぐに耳鼻科を受診し、早期治療することが大切です。

メニエール病

メニエール病は低音優位の難聴と回転性めまいの発作を何度も繰り返す症状を呈する疾患です。
聴覚やバランス感覚をコントロールしている耳の中の内耳という組織がむくむことで内リンパ水腫と呼ばれる状態になる疾患です。
内リンパ水腫は、睡眠不足やストレス、過労によって発症しやすくなると報告されています。
治療法はまずしっかりと休んでストレスを発散し、十分な睡眠時間を確保することが大切です。
また薬物治療としては、内リンパという液体を排出促進する内服薬・漢方薬を用いたり、難聴が高度の場合は副腎皮質ステロイド薬の内服や点滴を行ったりします。

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